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国立天文台で「三鷹・星と宇宙の日」 5年ぶりに現地自由参加で

晴天時にリアルタイムの太陽活動が見られる「太陽フレア望遠鏡」

晴天時にリアルタイムの太陽活動が見られる「太陽フレア望遠鏡」

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 国立天文台三鷹キャンパス(三鷹市大沢2)の特別公開「三鷹・星と宇宙の日」が10月19日、5年ぶりに自由参加のスタイルで開催される。

広いキャンパスのあちこちで開かれる天文教室やミニ講演会

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 国立天文台、アストロバイオロジーセンター、東京大学大学院天文学教育研究センター、総合研究大学院大学先端学術院天文科学コースによる同イベントは、2020年のコロナ禍以降オンライン開催(2020年・2021年)、オンラインと現地のハイブリッド開催(2022年)、事前申込者の定員制現地開催(一部オンライン配信、2023年)とスタイルを変えながら行ってきた。今年は久しぶりに現地で誰でも参加できる形式に戻った(4D2Uドームシアターミニ講演会のみ事前予約、現地配布の整理券が必要な企画あり)。

 最新研究を専門家から聞けるとして人気のメイン講演会は「銀河の形成、進化を探る」をテーマに、東京大学天文学教育研究センター(11時30分~12時20分、整理券配布11時~)と、すばる棟(13時10分~14時15分、14時45分~15時45分)で開く。会場に入れない人や現地に来られない人向けにライブ配信も行う。併せて、アルマプロジェクトや東大天文センター院生による「ミニ講演」、科学研究部が屋外で話す「青空天文教室」、太陽観測科学プロジェクトの「クイズ大会」なども随時開き、天文学の基礎や最新情報を間近で学べるようにする(以上、整理券不要)。

 ハワイ観測所とTMTプロジェクトによるすばる望遠鏡の「リモート観測室の見学」「VRツアー体験」、天文情報センターによる「サンドキャッスルTRPG体験」、天文シミュレーションプロジェクトによる「宇宙、作ってます コンピューター見学ツアー」などの体験企画も数多く用意(以上、整理券必要)。

 同イベントでは通常より見学エリアが広がり、普段は入れない場所にも入ることができる。グラウンドエリアでは、国立天文台50センチ公開望遠鏡のカメラで捉えた天体をディスプレーに映したり、協力業者・団体による観望会を開いたりする(15時~、雨天中止)。

 当日は、隣接する「三鷹市星と森と絵本の家」でも「星と森と絵本の家秋まつり2024 むかしなつかしほのぼのスペース(宇宙)」を同時開催する。

 イベント関係者の一人は「自由に入場できるようになったので、多くの人にゆっくり楽しんでいただきたい。車とバイクの駐車場はないので、バスなど公共交通機関を利用してほしい」と呼びかける。自転車の駐輪場あり。障害者など車による来場希望者は国立天文台(TEL 0422-34-3600)まで問い合わせる。

 開催時間は10時~19時(最終入場17時)。一部企画は16時・17時に終了。入場無料。

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