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府中で「古墳まつり」 日本最古・最大の上円下方墳をライトアップ

幻想的にライトアップされた古墳の前で披露される「雅楽と舞」(府中市提供)

幻想的にライトアップされた古墳の前で披露される「雅楽と舞」(府中市提供)

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 国史跡の武蔵府中熊野神社古墳(府中市西府町2)で10月13日、「第15回古墳まつり」が開催される。

13日まで毎日行われている「古墳ライトアップ」(府中市提供)

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 武蔵府中熊野神社の本殿裏にある同古墳は、四角い墳丘の上に丸い墳丘が重なった「上円下方墳(じょうえんかほうふん)」で、全国でも数例しかない珍しい形をしている。7世紀中ごろの飛鳥時代に造られ、発掘調査された石のふかれた同型古墳では最古で、最大の大きさ。

 地元では「この古墳を地域の宝として大切にしながら、多くの人に知ってもらいたい」とイベントを開いてきた。今年は6日に「ライトアップ照明点灯式」を行い、13日までの毎日17時30分~21時に幻想的な照明で照らしている。

 13日は、昼の部(12時30分~16時30分)で「まりこふんライブ『古墳 de コーフン!』」のパフォーマンスや、「府中高校JAZZ部」「第四中学校和太鼓部」「あおい幼稚園」「北山幼稚園」「第五小学校音楽クラブ」「本宿小学校合唱団」が音楽発表を行う。17時に開会式、17時30分にライトアップ照明点灯式を行った後、夜の部(17時30分~20時)では5色の照明で照らされた古墳の前で「古墳の主に捧(ささ)げる平安の調べ 雅楽と舞」「夕暮れの幻想 篠笛(しのぶえ)演奏」「アンデスを歌う Los Martes(ロス・マルテス)」「Jazz Night Chikuwa Band」を披露する。

 会場では、古墳保存会会員が古墳の周辺を案内する「本宿古墳散歩」や、古墳キャラクターの「くまじいとおくまちゃん」にちなんだ体験コーナーなどを開催。散歩参加者は15時、古墳展示館前に集合(参加無料、予約不要)。古墳展示館は21時まで夜間特別開館する。館内では、墳丘土層標本や解説パネルなどを見学できる。

 同保存会メンバーの一人は「珍しい形のこの古墳同様に、他にはない楽しくて魅力的な祭りにしたい。ぜひ気軽に遊びに来てほしい」と呼びかける。

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