
「東日本大震災慰霊祭2025~あの日を忘れない。~」が3月11日、調布駅前広場で開催される。
毎年、東日本大震災の発災時間に合わせ、黙とうと追悼法要を行い、キャンドル献灯など行ってきた同慰霊祭。「震災の犠牲者を追悼すること、現在の東北を知ること、そして心を重ねることを通して、このつながりが未来へ向かって受け継がれていくこと」を目指している。
今回は、調布駅前の再開発工事の影響などから献灯は行わず、東北と能登の物産を紹介し、販売する「東北・能登逸品市」や、能登のカニを使った「カニ汁」の提供のほか、防災啓発活動などを予定する。
逸品市では、宮城県のワカメやのり、能登のカキを焼きガキにして販売。カニ汁は約500食を用意し、1食500円で販売する。
今年のテーマは「応援を、応援する」。実行委員長の養老毅暁さんは「来年、東日本大震災発生から15年を迎えるに当たり、今年1年をかけて、調布市内で被災地応援に取り組む事業者を応援できるプロジェクトを企画していきたい。募金だけでなく、現地の食材や物品を仕入れたり、旅行で現地に出かけたりすることで継続的支援につながっていくことを期待している。慰霊祭で多くの市民が現地を思う日になれば」と話す。
開催時間は、東北・能登逸品市=11時~16時、黙とう・追悼法要=14時30分~。