
調布市は京王線地下化によってできた鉄道跡地のうち、「てつみち」(調布市小島町2)や「鬼太郎ひろば」(下石原1)を含む区間を新たに「水木しげるゾーン」として整備し、3月22日、完成を記念した設置物の除幕式を開いた。
同ゾーンは、同市に50年以上在住し、「ゲゲゲの鬼太郎」など多くの作品を同市から世に送り出した漫画家で、名誉市民の水木しげるさんの世界を後世に伝える空間としてクラウドファンディングによる寄付を活用して整備した。
ゾーン入り口となる、トリエ京王調布C館北側に設置された「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪「ぬりかべ」の像の案内板では、「水木マンガの生まれた街 調布」の紹介文や、ゾーン内のエリア案内を掲示。続く「てつみち」エリアの柵に、水木さんが同市内の「図書館だより」の表紙として描き下ろした市内の風景のイラストなどのパネル20種を配置する。さらに「鬼太郎ひろば」に続く緑道には、水木さん本人のキャラクターや水木作品に登場するキャラクター「墓場鬼太郎」「ねずみ男」「河原三平と河童」「悪魔くん」「テレビくん」「コケカキイキイ」「フーシギくん」のブロンズ像、夜間にキャラクターのシルエットを映し出す照明4基を設置し、「鬼太郎ひろば」を含めた全長約500メートルの区間が、水木さんの世界観でつながった。
2019年に開園した「鬼太郎ひろば」には、「一反木綿ベンチ」「ぬりかべクライミング」「鬼太郎の家」をイメージした滑り台などを設置しており、市内の子ども連れをはじめ、「鬼太郎」ファンが多く訪れる人気スポットになっている。
現在、敷地内の緑道に植えられた桜の木が満開を迎え、新たなオブジェと共に多くの通行人や利用者の目を楽しませている。