
調布にある、東京を代表する古刹(こさつ)・深大寺や都立神代植物公園周辺を舞台にした恋愛小説の公募事業「深大寺恋物語」の最終巻となる「第20集」が5月20日に発行された。
東京都からの委託で調布青年会議所を中心に開催した「じんだいフェスタ」の派生企画として、2005(平成17)年に始めた同公募事業。2024年に行った20回目の公募を最終回とし、20年間の応募数は6984作品に上る。
第20回の入賞作品数が収められた同冊子は調布市政施行70周年の記念号でもあり、裏表紙には70周年のロゴを配置。同事業終了の総括として、20年の歴史のほか、最終審査員を務めた直木賞作家の村松友視さんと井上荒野さん、文芸評論家の清原康正さんを迎え、2月8日に開催された「文芸鼎談」の様子を収録した限定動画を視聴できるバーコードも特典として掲載する。
仕様はA5サイズ、60ページで、価格は700円。公式サイトのオンラインショップや深大寺の授与所、真光書店、くまざわ書店調布店で扱う。