調布市役所前広場で開かれた「第55回調布市商工まつり」会場で10月11日、調布出身の大相撲幕下力士、直江さんのトークショーが行われた。
10日から2日間、市内事業所など37店舗が出店する「びっくり市」や22社によるPR展示会を開催。特設ステージでさまざまなアトラクションが催される中、同市初の関取を目指す直江さんを応援しようとトークショーが実現した。
直江さんは同市佐須町出身で、明治大学付属中野高等学校から早稲田大学に進学。尾車部屋に所属し、昨年1月の新弟子検査に合格。同大学からは1939(昭和14)年以来70年ぶりの力士となった。幕下東34枚目で迎えた今場所は5勝2敗で勝ち越し、十両昇進も期待されている。
トークショーで直江さんは「小学校1年の時から調布のわんぱく相撲に参加し、4年生の時に優勝したことは今も忘れない。自然と礼儀正しさが身につく相撲を続けてこれてよかったと思う。最近読んだ本に影響されていることもあり、20代の内にやっておきたいことは幕内昇進を目標にしたいのでぜひ応援してほしい」と話し、会場を盛り上げた。