調布市市民課が発行する証明書類が3月1日から、「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクター「目玉のおやじ」をデザインした用紙で発行されている。
同市はNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」をきっかけに、「ゲゲゲの鬼太郎」イラスト入りナンバープレートや「ゲゲゲの鬼太郎」特別住民票の交付など「ゲゲゲ」関連のさまざまな企画を実施。同証明書は改ざん防止機能の向上を目的に企画したもので、水木プロの協力を得て、不正に目を光らせるキャラクターとして「目玉のおやじ」を起用した。
新たな用紙で発行する証明書は、住民票や印鑑証明、戸籍謄本など10種類。市章と地紋のすかし入りの2色刷りで、隠し文字が複写時に文字か浮き出る改ざん防止機能が付いた従来の機能に加え、温度によって変色する特殊インクを使用した「示温(しおん)加工」や複写すると印字がつぶれる「マイクロ文字」を使用。右上と左下の2カ所に「目玉おやじ」をピンク色の特殊インクで印刷し、イラスト周辺を触った時に色が変化するかどうかで本物を識別できるという。示温加工とキャラクターの組み合わせで発行する証明書は都内初の試み。
同市市民課の石川さんは「最新技術と水木しげるさんが描く『目玉のおやじ』という有名キャラクターのコラボで、『ぬくもりのあるまち調布』としての特徴ある証明書になれば」と期待を寄せる。