調布青年会議所が3月18日、東日本大震災の被災地への支援物資を受け付けた。
同活動は日本青年会議所が12日に「日本JC対策本部」を設置し、全国の各青年会議所への呼びかけで行ったもので、今回が輸送2便目の受け付け。第1便は全国から約80トンの支援物資を集め、青森(八戸市)、岩手県(盛岡市)、宮城県(仙台市)、福島県(福島市)、茨城県(北茨木市・水戸市)への配送を完了している。
今回は、無洗米や水などの「食料品」、カイロやアルコール消毒液などの「生活必需品」、電池やラジオなどの「物資」、おむつや粉ミルクなど「幼児・子ども向け」、スコップやジャッキなどの「救出・がれき等への対応物資」に分けられ、約40種類を募集。被災地に速やかに物資を配るため、仕分けの徹底を図った。
調布青年会議所は20時から2時間の受け付けを行ったが、受け付け開始から物資を手にした市民などが続々と集まり、同会議所のメンバーらは仕分け作業に追われた。物資を寄付した30代の女性は「出産を控え準備していた粉ミルクや紙おむつを持ってきた。東京は水も出るので、布おむつで対応できる。このような活動には今後も協力していきたい」と話す。
同活動で都内各地の青年会議所から集まった支援物資は約44トン。江東区に設けられた集積場に19日に持ち込み、被災地へ運ばれたという。同会議所の原島秀一理事長は「皆さまからの心のこもった被災地への『思い』は確実に被災地に届いている。多くの皆さまの強い『公への志』に感謝するとともに私たち自身、たくさんの勇気と誇りを感じることができた。私たちの力は『微力であるかもしれないが無力ではない』集まれば大きな力となる」と話す。