大相撲名古屋場所で幕下全勝優勝を飾った直江（尾車部屋）の十両昇進が7月27日に発表されたのを受け、直江の故郷、調布では後援会の設立に向けての準備が正式に始まった。早大出身は78年ぶり、調布出身力士としては初の関取誕生となる。しこ名は「皇風（きみかぜ）」

2010年調布市商工祭りでの直江さんトークショーの様子（関連画像）

　直江（本名=直江俊司）さんは1986（昭和61）年、調布市佐須町で木工店を営む「加賀屋」に生まれる。「調布市立八雲台小学校」在籍中、4年生の時に「わんぱく相撲調布場所」で優勝したのをきっかけに「府中住吉相撲道場」で本格的に稽古を始めた。その後、「第七中学校」を経て「明治大学中野高校」に進学。3年生の時には、国体予選で個人優勝と団体優勝を果たす。早稲田大学に進学し、2年生の時に東日本学生相撲選手権大会で団体第3位となる。2009年に尾車部屋に入門。70年ぶりの早大出身の力士誕生が話題となった。現在24歳。身長182センチ、体重129キロ。

　後援会準備会の幹事長を務め、調布で「深大寺温泉ゆかり」を営む原島敬之さんは「私自身も理事長を務めた調布青年会議所の『わんぱく相撲』が相撲に目覚めたきっかけと知り、非常にうれしい。まちぐるみで応援していくので、横綱を目指して頑張って、子どもに夢を与えてほしい」と期待を寄せる。

　後援会の発会式は8月24日19時から、全勝優勝および十両昇進の祝賀会と併せて、グリーンホール小ホール（調布市小島町2）で開催予定。有料。問い合わせは原島さん（TEL 090-3062-7594）まで。