調布・仙川駅近くの美容室「LAPIS(ラピス)ビューティーサロン」(世田谷区上祖師谷5、TEL 03-3309-3636)が8月7日、石巻・、牡鹿半島の復興支援を目的とする「チャリティーカット・プロジェクト」を始めた。毎週日曜日、通常3,300円のカット料金を1,000円に値下げし、カットの売り上げは全額支援金に充てる。
チャリティカットを始めた、仙川の美容室「ラピス」(関連画像)
同プロジェクトは、宮城県出身で同店店長を務める美容師・大原るみ子さんが企画。大原さんは近隣に住む数名で被災地に物資を送る支援活動をしており、物資の購入費用や運送にかかる経費の捻出方法を思案していたところ、同プロジェクトを思いついた。
支援金は、大原さんの友人で、自らも宮城で被災した野田さんを通して、牡鹿半島の避難所と仮設住宅へ物資として配られる。被災地を見て回った野田さんは「被災地の中でも、牡鹿半島は石巻の中心から離れた半島ということもあり支援が足りていないと感じた。ボランティアもほとんど来ていない」と心配する。
大原さんは「復興までは長い道のりだが、一人ひとりの力が集まれば何かが変わるのではないかと信じている。震災のことを忘れず、自分の身に起こっていたら、と一人ひとり今一度考えてほしい」と話す。
営業時間は9時~19時。火曜定休。