「平和」と「復興支援」をコンセプトに掲げたコンサート「セプテンバーコンサートJP 2011 in 調布」が9月10日、「CHOFU UNITE Vol.2」が9月11日、それぞれ調布駅周辺で行われる。
9月10日(土曜日)開催「セプテンバーコンサートJP 2011 in 調布」パンフレット(関連画像)
「セプテンバーコンサート」は、アメリカ同時多発テロの翌年以降「平和への思いを音楽に託し、街中を音楽で満たす参加型市民コンサート」をコンセプトに世界14カ国で開催されており、日本では5年前からNPO法人「国境なき楽団・セプテンバーコンサートJP」主催で開催。昨年は全国約60会場で500組以上のアーティストが参加した。今年は布多天神社(調布市調布ケ丘1)ほか調布駅北口周辺4カ所で行われる。
「CHOFU UNITE Vol.2」はTAMA UNITE主催。今年4月9日に復興支援チャリティーライブで集まったメンバーが東日本大震災から6カ月が経過した9月、再び集まることとなった。同イベントは9月11日に2会場で同時開催され、調布PARCOエントランス(小島町2)で東日本大震災復興支援「LIVE for東北」が、調布市グリーンホール(小島町2)で「すべての銃口に薔薇を」が、それぞれ行われる。入場無料。両会場で義援金を募り、震災で親を亡くした子どもたちの育成のために使われる「東日本大震災こども未来基金」に全額託すという。
TAMA UNITEメンバーの山川素子さんは「地震、津波、原発、戦争、どれが起こっても子どもたちの明日が壊れることをあらためて考えた。今回は子どもの未来を考え寄付先を決めた」と話す。同じくメンバーで、俳優、演出者のKASSY!さんは「東京では日常生活が普通に戻りつつある中、復興支援が少しずつ風化しているような気がする。今回のコンサートでもう一度、少しでも東北のこと、そして平和のことも考えてほしい。集まったお金はこれから復興を担うことになる、東北の子どもたちに提供したい」と話す。
いずれも出演者・スタッフは全てボランティアによるもので、音楽を通じて来場者に心と絆を広めていく。