調布・仙川駅近くの「カード&カフェ ドリム」(調布市仙川町1、TEL 03-3307-0780)で3月31日、持ち寄ったドール(人形)をオリジナルの背景セットで撮影できるイベント「ドール撮影会」が行われる。
麻美さんのドールと、店内で飾っている絵をもとに制作した背景セット
企画したのは、同店元スタッフでドール愛好家の麻美さん。日曜大工が趣味の同店の店主、藤原大信さんにドール用のミニチュア家具を依頼したことがきっかけで、「ドール愛好家の交流の場を作れたら」とイベントを思いついた。インターネットで参加者を募り、麻美さんと同店の共同主催で昨年8月から毎月開いている。
持参できるドールの種類や数に制限はなく、40~60センチの球体関節人形や、「ブライス」「リカちゃん人形」などの着せ替え人形のほか、手作りのぬいぐるみなどが持ち込まれている。2月は7人が参加し、49体のドールが集まった。
「ドール撮影はレンタルスタジオを共同で借りて行うことが多いが、参加費が高くなってしまいハードルが高い。このイベントでは気軽に参加できる値段設定にし、ケーキを食べながら情報交換する時間も設けた。男性の参加者や山口県から日帰りで参加する人もいる。先月はついにAKBを超える数のドールが集まりうれしかった(笑)」と麻美さん。
過去の撮影会で制作した背景セットは「不思議の国のアリスの女王様のお庭」「暖炉とロッキングチェア」「ひな祭りのひな壇」など。毎回、藤原さんが季節に合わせてテーマを考え、スタイロフォームや木材を使って製作し、当日は撮影用の照明器具も使う。「リクエストに応え70センチのひつぎを作ったこともあった。イベント前は連日徹夜で作っていて大変だが、喜んでもらえるので作りがいがある」と藤原さん。
開催時間は14時~18時。参加費は1,500円(フリードリンクとケーキ付き)。定員は先着8人。撮影した写真を1枚のみ無料でプリントできるほか、藤原さんが電動彫刻刀でドールの名前を彫る「フォトスタンド制作」(500円)のサービスも用意する。