電通大OBが語る「大震災と情報通信」-津波・大地震テーマに講演会

「釜石の奇跡」と言われた釜石東中学校。

「釜石の奇跡」と言われた釜石東中学校。

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 調布の電気通信大学(調布市調布ヶ丘1)で6月30日、「貞観(じょうがん)大津波、東日本大震災、そして…」と題する講演会とパネルディスカッションが開かれる。同大同窓会社団法人「目黒会 首都圏総支部」が主催し、同大が後援する。

地盤が1メートル沈下した釜石漁港。

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 講演は2部構成で、第1部は、東北学院大学の河野幸夫教授が「1000年前の貞観地地震と平成の大津波そして仙台湾海底遺跡発見の関連性について-今後発生する災害の長期予測と短期予測」をテーマに特別講演を行うほか、電気通信大学OBで釜石漁業無線局長の東谷傅氏が自身の釜石での経験に基づき「東日本大震災時の釜石漁業無線局の対応について」をテーマに講演する。

 第2部は「電通大OBが語る大震災と情報通信」をテーマにパネルディスカッションを行う。パネリストは、東谷さんに加えて、東北学院大学の木村光照教授、流通経済大学の増田悦夫教授、電通大学長の梶谷誠さんが務め、コーディネーターは冨澤一郎准教授が務める。いずれも同大OB。

 同総支部長の杉山光裕さんは「目黒会として、直接間接を問わず震災に関わった東北総支部の方々と共に企画した講演会。大震災という非常時の無線通信に尽力された無線局担当者の生々しいお話と彼の地の歴史的かつ地質学的な興味深いお話もある。大学の階段教室に座り、震災について考えるひとときとして、気軽に参加してほしい」と話す。

 開催時間は14時~16時15分ごろ。参加無料。定員250人。申し込みは目黒会ホームページから。

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