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調布で日活100周年イベント-映画スターなど64人の手型披露

日活創立100周年記念式典で記者会見に応じる日活出身の俳優たち。「撮影所には当時芝生の広場があって、みなで車座で話をした。勉強を教え合ったり、学園のようだった」と当時を思い出すように語った。左から、藤竜也(71)、中尾彬(70)、宍戸錠(78)、浜田光夫(68)、松原智恵子(67)、和泉雅子(65)。

日活創立100周年記念式典で記者会見に応じる日活出身の俳優たち。「撮影所には当時芝生の広場があって、みなで車座で話をした。勉強を教え合ったり、学園のようだった」と当時を思い出すように語った。左から、藤竜也(71)、中尾彬(70)、宍戸錠(78)、浜田光夫(68)、松原智恵子(67)、和泉雅子(65)。

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 調布の日活撮影所(調布市染地2)で9月10日、創立100周年にあたる同日を記念して、映画スターや監督の手型モニュメントが公開された。モニュメントは高さ2.4メートル、幅6.32メートル。吉永小百合さん、石原裕次郎さん、浜田光夫さんなど、日活黄金期を支えた名優たち60人と鈴木清純監督ほか4人の監督、合計64人の手型が納められた。

吉永小百合さんの手形。石原裕次郎さんや浜田光夫さんなど、日活黄金期を支えた名優たち60人と鈴木清純さんほか4人の監督、合計64人の手型モニュメントが制作された。

 日活1期生の宍戸錠や浜田光夫さん、和泉雅子さん、松原智恵子さんと佐藤直樹社長の手で除幕が行われた後、手型協力者など日活ゆかりの俳優23人が登壇。自分の手を手型と合わせたり、自ら記念撮影したりする姿も見られた。13歳で日活に入社した和泉雅子さんは撮影所通いをした当時を振り返り、「布田駅から撮影所まで皆、よく歩いたもの。だから日活の俳優は体力がある」と語り、懐かしんだ。

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 創立以来16代目にあたる佐藤社長は、決して平たんではなかった日活の100年を振り返り、これまでに6000タイトルを輩出した日本最古の映画会社であることをアピール。最近では「八日目の蝉」「冷たい熱帯魚」で日本アカデミー賞11部門に輝いたことや、鈴木清純監督、宍戸錠さん主演「野獣の青春」のリメークをジョン・ウー監督と共同製作することなどを挙げ、これからの映画づくりへの意欲を語った。

 レセプションでは、「ホッピー」や「割烹ちよだ」など、撮影所に通う関係者になじみ深い地元店舗や企業が飲食類を提供。集まった映画関係者約230人に振る舞われた。調布市長は「映画のまち調布として、これからも撮影所と共に歩ませてほしい」とビデオメッセージを寄せた。撮影所の施設管理チームリーダー・栗山修司さんは「日活調布撮影所がけん引役となって調布市と連携し、日本の映画産業を盛り上げていきたい」と続ける。

 モニュメントは撮影所内に設置されるほか、年内には同じものが来年の東京国体メーン会場「味の素スタジアム」最寄り駅となる飛田給駅コンコースに設置、一般公開される予定。

 同社は100周年記念日の前後2年間を100周年期間と位置付け、来年9月まで、さまざまな記念事業を展開する。この日、城西大学メディア学部と共同でプロ仕様のポストプロダクション施設を同大学の紀尾井町キャンパス内に設立することも明らかにした。施設は来年7月完成予定。

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