調布のせんがわ劇場(調布市仙川町1)で11月24日から、演劇集団「時々自動」(中野区)による「動物たちの冬」が上演される。
時々自動公演「うたのエリア2」(2010年3月 シアターイワト)の様子。撮影:高島史於さん
「時々自動」はミュージシャンたちによる演劇集団で、1985(昭和60)年に結成。舞台音楽の制作や俳優活動をしている朝比奈尚行さんが代表を務め、同劇団では構成、演出、出演も担当する。音楽と演劇の斬新で刺激的な融合を目指し、あくまでも「集団的継続的創作方法」にこだわる「演劇バンド」として、年1回の本公演と不定期のコンサートを基本として活動している。
1年半ぶりとなる同公演は、ダンスや音楽に加え、映像を取り入れて作品に芝居とは別のイメージの膨らみを付け加えていく。パフォーマーは人間と動物の間を行き来しながら、「お金」と「価値」をテーマに公演。公演後にゲストを迎えてアフタートークも企画。25日14時からの公演後は「中野成樹+フランケンズ」主宰で演出家の中野成樹さん、26日はモモンガ・コンプレックス主宰で振り付け家の白神ももこさん、27日20時からの公演後は阿佐ヶ谷スパイダース主宰で劇作家、演出家、俳優の長塚圭史さんが出演する。
同劇団の渡辺さんは「『動物たちの冬』というタイトルは動物たちの苦労という意味でもある。どんな苦労かは公演を見てのお楽しみ。作品は歌やダンスのあるディープでポップなエンターテインメントなので、お気軽にどうぞ」と話す。
開演時間は、24日=19時~、25日=14時~・19時~、26日=20時~、27日=15時~・20時~、28日=15時~。チケットは日時指定で全席自由。料金は、前売り=3,500円、当日=4,000円、学生前売り=2,800円(当日に学生証提示)。小学生以下入場不可。ホームページの予約フォームなどから購入できる。