調布の深大寺で11月26日から「第31回そばまつり 深大寺そば感謝祭」が開催される。12月2日までの期間中、深大寺そば組合に加盟する23店舗でそばの割引などのサービスを実施する。
縁結びの寺としても知られる深大寺にちなみ、訪れる客との良縁を願って開催される同まつり。各店がそば100円引きなどのサービスを実施する。調布市の姉妹都市である木島平村の新そばを提供する店も。
12月1日は11時より、深大寺境内に建立された「そば守観音」を供養する「そば守観音供養祭・そば献供式」を実施。そば店店主らが白丁(はくちょう)に身を包み、そばを献上する儀式を行う。14時30分からは「第8回深大寺短編恋愛小説公募事業 授賞式」が行われる。現存する「深大寺縁起絵巻」には、男女の恋愛が深大寺創設の由来と記載されており、このエピソードにちなみ、深大寺近隣を舞台にした短編恋愛小説を公募するもので、今年の応募総数は273作品。審査員には、直木賞作家の村松友視さんや井上荒野さんを迎え、受賞6作品を決める。最優秀賞には賞金10万円を授与する。
同日と翌2日は、そばがき体験を行うほか、物産展や手作り市も開く。
実行委員長の石川さんは「お客さまへの1年の感謝を込めて、深大寺そば組合加盟店全店で行うイベント。まだ紅葉も残っていると思うので深大寺詣でと散策もかねてお越しいただければ」と話す。
各店の営業時間などはホームページ「深大寺そば組合と近隣のお店情報」で確認できる。