調布の京王線飛田給駅構内で12月25日、日活スター64人の手型モニュメントの公開除幕式が開催された。式典には、日活撮影所「ニューフェイス第1期生」の宍戸錠さんもスペシャルゲストとして来場し、祝辞を述べた。
2013年に開催される「スポーツ祭東京2013」のPR事業の一環として設置された同手型。日活創立100周年記念として制作、今年9月10日に調布市にある日活調布撮影所で関係者のみに公開されたものと同じものを飛田給駅出口に展示する。設置されているのは、石原裕次郎さんや内田裕也さん、地井武男さん、津川雅彦さん、中尾彬さん、渡哲也さんなど30人の男優と吉永小百合さんや秋吉久美子さん、浅丘ルリ子さん、月丘夢路さん、宮下順子さんなど女優30人に加え、鈴木清順さんなど監督4人の計64人の手型。
イベントではスポーツ祭東京のカウントダウンボードの点灯式も開催。長友貴樹調布市長は「スポーツ祭東京のメーン会場となる『味の素スタジアム』の表玄関である、この飛田給駅でスポーツ祭のPRができるとともに、『映画のまち 調布』をより多くの方に知っていただけるモニュメントが設置でき、非常にうれしく思う」と話した。宍戸さんは日活撮影所の黎明(れいめい)期のころや石原裕次郎さんの話などをして、100人以上集まった会場を盛り上げ、「調布が『映画のまち』であることを、(映画を撮り続けることで)僕らが絶やさないようにしたい」と話していた。
鑑賞無料。