調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1)で2月26日から、日活芸術学院(染地2)俳優科の卒業公演「アルジャーノンに花束を」が行われる。
同学院は1975(昭和50)年に創立。日活撮影所と直結した、実習を重視した授業を行い、多くの映像クリエーターや俳優を輩出してきた。2010年に運営母体である日活(文京区)と城西大学(埼玉県)が産学連携を目指した包括協定を締結したことから、日活芸術学院は今年3月に閉校し、城西国際大学メディア学部・映像芸術コース(千代田区)に継承される。
同学院最後の卒業生が公演する作品はダニエル・キイスさん原作の「アルジャーノンに花束を」。劇団「昂」の脚色家・演出家の菊池准さんが脚色、文学座の望月純吉さんが演出を担当する。出演する2年生の中島晃紀さんは「日活芸術学院最後の舞台、最高の作品となるよう、頑張ります。ぜひ、会場に足を運んで皆さんに見ていただきたい」と話す。
また、調布市文化会館たづくり(小島町2)で今月18日~20日は、映像科の生徒が製作した6作品を上映する「卒業製作作品発表」のほか、同20日~22日は、「特殊メイクコース 作品展示」を行い、特殊メーク無料体験コーナーも設ける。
卒業公演の開演は、26日=19時、27日=13時・19時、28日=13時14時30分・19時。定員100人。映像作品発表会の上映は18日・19日=18時~20時、20日=14時~16時、19時~21時。過去の卒業作品フィルム上映は18日=14時~16時、19日=10時~16時。特殊メーク作品展示は20日=10時~19時、21日=10時~17時・10時~14時。特殊メーク体験コーナーは20日・21日のみ。いずれも入場無料。