調布で自然エネルギーをテーマにした講演会が3月2日と3月20日に開催される。
3月2日と20日に開催される「自然エネルギーで地域をデザインしよう」セミナーのチラシ
調布における再生可能エネルギーの普及・促進を目的に、昨年10月に設立された「一般社団法人調布未来のエネルギー協議会」が主催する同イベント。同協議会は、環境省が実施する「平成24年度地域主導型再生可能エネルギー事業化検討業務」に採択されたことをきっかけに発足。調布市や環境関連事業者、市民団体に加え、税理士や弁護士、金融機関などの専門家や学識経験者で構成され、同市の公共施設や民間施設、住宅等で太陽光発電システムを設置・売電し、得た収益を地域に還元する事業の検討や市民への啓発活動、環境教育を実施する。採択されたのは全国で8つの地域。
「自然エネルギーで地域をデザインしよう」と題する1回目のセミナーは3月2日に開催。環境エネルギー政策研究所(ISEP)研究員の古屋将太さん、ノンフィクションライターで「自然エネルギー革命をはじめよう 地域でつくるみんなの電力」(大月出版)の著者・高橋真樹さんが講演を行う。その後、参加者でテーブルに分かれ、意見を出し合うワールドカフェを実施する。
第2回は3月20日に開催。雑誌「ソトコト」編集長の指出一正(さしでかずまさ)さんと、環境ジャーナリストで米アル・ゴア元副大統領の著書「不都合な真実」の翻訳を手掛けた枝廣淳子(えだひろじゅんこ)さんがそれぞれ講演を行った後、意見交換会を実施する。
同協議会代表の小峯充史さんは「『自然エネルギー』について関心がある方なら、誰でも参加してほしい。『自然エネルギー』というと地方にばかり目が行くが、調布のような住宅地域でも実践できる方法があると思う。その方法を市民の皆さんで模索していきたい」と話す。
第1回(同2日)は、会場=国領・市民プラザあくろすのあくろすホール、開催時間=13時30分~17時、先着50人、第2回(3月20日)は会場=たづくり映像シアター、開催時間=14時~17時、先着100人。どちらも調布市内在住、在勤、在学の人を優先。申し込み方法はホームページで確認できる。
同協議会では再生可能エネルギーについて、調布市民にアンケートの協力を呼び掛けている。同協議会のホームページでの回答も可能。締め切りは同20日。