調布市総合福祉センター(調布市小島町2)で3月7日、「調布の助け合いの未来 フューチャーセッション」が開催される。主催は助け合いラボ。
「助け合いラボ」は、市民が組織を超えて一緒に対話することで、地域の未来の姿を構築することを目的に立ち上げられたプロジェクトチーム。高齢化社会の社会的課題である「つながり」に着目し、行政・企業・市民が連携することで自律的で豊かな「助け合い」を行える仕組みを研究している。高齢化のインパクトが大きい地域を全国から選び、各地域で2回のセッション(対話の場)を開催。長期的に検討すべき重要な社会的課題を描き出し、自立的な行動につなげる。
3月7日の第1回は「ありたい姿を描く」として、どうしたら助け合い社会に必要な「つながり」を生み出せるかをテーマにフューチャーセッションを行う予定。フューチャーセッションとは、多様なバックグラウンドの人々が集まって対話をする中で出たアイデアをその場で書き出しながら、共通の課題について「突破口」を見つける仕組み。ファシリテーターは「フューチャーセッションズ」代表の野村恭彦さんが務める。
調布で地域リーダーを務める調布市社会福祉協議会の嵐祐子さんは「どのようなアイデアが出てくるのか楽しみ。一人一人の人生が長くなっている今、身体的機能が低下したとしても、行きたいところに自分で移動することができる環境は生活を豊かにする上でとても大切な要素だと思う。自由に外に出て、人や社会とつながり、お互いに支え合う、そんな未来図を描きながらいろんな知恵を出し合えれば」と話す。
第2回は「アクションを起こす」をテーマに、4月20日に開催。7月には報告会も予定している。問い合わせや申し込みは嵐さん(TEL 042-481-7693)まで。