調布・仙川に3月、靴教室とオーダーメード靴製作を行う「関口善大靴工房」(若葉町1、TEL 03-6909-1674)がオープンした。
靴職人として同工房を運営し講師を務めるのは関口善大さん。関口さんは靴作りの専門学校を卒業後、メーカーで靴の企画を行いながら2001年に同工房を創業。2003年に三軒茶屋で独立して靴教室を始め、2006年に下北沢へ移転した。今回仙川に自宅兼工房を構えたのは、子どもが生まれ家族の環境づくりを考え始めたのがきっかけで、国分寺崖線を見下ろす森だった立地にほれ込み、近くにホームセンターがあるのも決め手となった。
工房の広さは約15坪。工房内にはキノコの形のテーブルやキリンの形のスツール、カラフルなシャンデリアなどのビンテージ雑貨を多く配置し、原色を使ったレトロポップなインテリアで統一した。設備は靴用のミシン3台や、電動やすり2台、圧着機、革すき機を常備。現在50人の生徒が通っている。
関口さんは「お世話になった先生の『これからの時代、物よりも事柄を売れ』という言葉に影響を受けて靴教室を始めた。生徒さんは足に悩みを持つ方が多いが、木型から作るので快適に歩ける靴を作ることができる。約500種類の革からハイヒール以外ならどんなものでも作ることができ、1足約3~4カ月で完成できる」と話す。
靴教室の入会金は2万円で、月謝は1万円(材料費別)。開講時間は、火曜・木曜・土曜=10時30分~13時30分、14時~17時、18時~21時、金曜=12時30分~15時30分、16時~19時。教室の申し込みとオーダーメード靴の受注はメールか電話で受け付ける。