調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)12階大会議室で6月29日、講演会「食育の真の目的とおもてなしの心」を開催する。主催は調布市。
同市は今年3月に「調布市食育推進基本計画(第2次)」を策定し、「食を育む、心・体・技」をテーマに食育を推進。6月が「食育月間」であることから、同講演会を企画した。
京都で1801(享和元)年から約200年続く老舗懐石・宿で、国の登録有形文化財にも指定されている「近又」7代目主人で総料理長の鵜飼治二さんが講師を務め、受け継がれる食が育む思いやりの心、日本の食文化について「おもてなし」をテーマに講演する。また、カツオと昆布で取ったダシの試飲と実演も予定する。
同市福祉健康部健康推進課の土谷さんは「『食育』というと、調理実習や農産物の収穫を想像する方も多いが、『やって楽しかった』だけでなく、食材が用意されるまでの作業や苦労など、人や動植物の命に感謝できる『思いやりの心』を育むことが食育の基本だと思う」と話す。
参加対象は、市内在住、在勤の小学生以上で、定員は200人(なるべく2人以上での参加)。参加無料。手話通訳有り。申し込みは氏名、年齢、住所、ファクス番号、同伴者氏名を記入の上、電話(042-441-6100)またはファクス(042-441-6101)で受け付ける。