調布市文化・コミュニティ振興財団(調布市小島町2)が3月5日から、調布市文化会館たづくりとグリーンホール(両、小島町2)で「第25回 調布映画祭2014」を開催する。
たづくりエントランスステージに展示する三谷幸喜監督作「清須会議」の撮影で使用した高さ約2メートルの清須城の模型
昭和初期から撮影所や現像所、美術会社など多くの映画関連産業が集まる同市が、「映画のまち調布」として展開するさまざまなPR企画の一環となる同映画祭。市内の映画関連会社が製作に携わった映画や市内でロケが行われた映画などを上映するほか、小道具や資料の展示、関連会社の紹介などを行う。
上映する映画は、「角川映画・日活特集」として「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」「あしたの私のつくり方」、「大映特集」では「怪談雪女郎」「成熟」、「特集 映画は音楽とともに」では「ひまわり」「ロミオとジュリエット」、「特集 映画は世界を巡る」ではイラクの「バビロンの陽光」、デンマークの「ある愛の風景」、フランスの「最強のふたり」など。そのほか、「パーマネント野ばら」「桐島、部活やめるってよ」「のぼうの城」「映画 怪物くん」「天地明察」「レ・ミゼラブル」など新旧の名作や話題作品に、活弁士付き無声映画を加えた全25作品を全て無料上映する。
展示は、「日活・角川大映スタジオ・高津装飾美術展&映画の図書展」と題し、各社が携わった作品で実際の撮影で使用した小道具や資料などを展示するほか、同市図書館で所蔵する映画資料も公開する。たづくりエントランスステージでは、三谷幸喜監督作「清須会議」の撮影で使用した高さ約2メートルの清須城の模型を展示。制作を担当したマーブリングファインアーツによる記録映像も上映する。
「12人のヴァイオリニスト 映画音楽ミニコンサート」や「特殊メークデモンストレーション」「映画のまち調布クイズラリー」などの企画も用意するほか、調布駅前広場では8日・9日、「映画のまち調布パーク」も開催。映画関連会社によるグッズや飲食物、撮影特殊機材の体験ブースを用意する。
映画上映は7日~9日で、会場は調布市文化会館たづくりと調布市グリーンホール。展示「日活・角川大映スタジオ・高津装飾美術展&映画の図書展」は9日まで、清須城の模型展示は13日まで。そのほか、プログラムの詳細と開催日時はホームページで確認できる。