仙川のプラザ・ギャラリー(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で7月13日から、小孫哲太郎(こまごてつたろう)さんの作陶展「やきものがたりでおでむかえ」が開催される。
小孫さんは1974(昭和49)年東京生まれ。1999年沖縄県立芸術大学陶芸専攻卒業後、2004年に千葉県いすみ市で窯を開いた。各地で個展やグループ展を開催し、2012年には同ギャラリーで個展「ヤキモノガタリでござる」を開催。作品づくり以外に、野菜を育てたり、チャボを飼って卵をとったり、ヤギの世話などをしているという。「カラスと会話したり、たまに子どもの学校に読み聞かせに行ったりして、予想できない出会いを楽しんでいる」と話す小孫さんの作品は強い生命力を感じさせるのが特徴。
同ギャラリーでの個展は6回目で、今回は作品150点を展示予定。「初心忘るべからずで、今回も『見て観(み)て視(み)て触って感じて味わって』もらえる作品づくりを心掛けている」と小孫さん。「いままでに出会い、目にしてきた物事や記憶、そして今生きている間に出合う感動や発見。それらをどう形に作品にするかはかなり頭を使うが、漠然と物を作るより、これらから受けた衝撃を形にして作品にすることが楽しくなっている。それは写真の感覚に似ていて、『残しておこう』という感じ」とも。
開廊時間は10時~18時30分。水曜休廊。入場無料。7月27日まで。