調布市文化・コミュニティ振興財団（調布市小島町2）が現在、「19th CHOFU SHORT FILM COMPETITION（ショートフィルム・コンペティションCSFC）」の作品を募集している。

　同コンペティションは、発表の機会が少ない自主製作ベースの短編映像作品を募集し、制作者の支援と発表の場の提供を行うとともに、「映画のまち調布」から全国に向けて新しい才能を発信することを目的に企画。第1回グランプリは2011年に急逝した音楽家rei harakami（レイ・ハラカミ）さんが受賞し、第37回日本アカデミー賞において映画「舟を編む」で最優秀監督賞を受賞した石井裕也さんが第9回、第10回の同コンペティションで入選・入賞するなど、これまで才能ある映像作家が多く参加している。

　応募条件は、2012年以降に自主製作ベースで作られた30分以内の短編映画で、ジャンルやテーマは自由。審査は2次審査制で、同コンペティション審査チームによる予備審査を経て、3人の本審査員によりグランプリ1点（賞金10万円）、奨励賞3点（賞金各2万円）を選定する。本審査員は、映画監督の三宅流さん、城西国際大学メディア学部准教授で映画監督・プロデューサーの竹藤佳世さん、文化学園大学造形学部教授で映像作家の昼間行雄さん。入選作品は、来年3月19日に同市せんがわ劇場（仙川町1）で上映される。

　同財団の立石さんは「誰もが応募できる当コンペティションでは、映画の楽しさ、奥深さを堪能できる。機会の少ない短編映像作品の発表であると同時に、新しい才能を世界に向けて発信する窓になることを目指している。多くの皆さまからの応募をお待ちしている」と話す。

　出品料は1作品につき1,000円。応募は9月30日まで（必着）。