調布市文化会館たづくり（調布市小島町2）で8月9日、「午後のティーサロン100回記念の集い」が開催される。主催は「午後のティーサロン」運営委員会、共催は「NPO法人調布まちづくりの会」。

　「孤立する人々が増え続けるこの時代に、『Face to Face』を大切にし、出会いと楽しい語らいの場を」と企画された同イベント。2002年7月に第1回「ヘプバーンの世界とマンシーニの音楽」をテーマに開催してから13年、8月9日で100回を迎える。

　今回は同サロンを支えてくれた人々への感謝の意を込めて、市内の映画事業者による記念講演を行うほか、｢午後のティーサロン・アンソロジー｣の記念上映や高橋委作さんによるフルート演奏、懇親交流パーティーなどを開催する予定。

　記念講演では、「なぜ、名作特集上映にお客様がいらっしゃるのか？ ～若尾文子映画祭2015における現象について～」をテーマに、全国の映画館が現在の約2倍の7000館以上、動員人数が現在の約10倍の10億人を超えていた昭和30年代のころからの映画業界の変遷を通して、来場者に名作映画の価値を再発見してもらい、新たな作品も後世に残るようなものとなっていくように製作者・観客が一体となった交流の重要性を伝える。

　主催者の谷さんは「13年、100回も続けて来られたことは大変うれしく思っている。これは毎回参加してこのサロンを盛り上げてくださった多くの方々、毎月の企画からもろもろの準備、当日の運営までを全て支えてくれたスタッフの皆さんや多くの方々のたまものと深く感謝している。これからも、市民の皆さまの楽しい集いの場、親しまれ、気軽に立ち寄れる場として続けたい」と話す。

　開場時間は13時30分。会場は同館10階100１学習室で、参加費は300円。当日先着50人。