調布市の住民らで企画グループ「調布企画組」が結成され、活動を開始した。
同グループは、「調布が好きだ」という共通した思いを持つ異業種のメンバーが集まり、「小さな発見を発信したい。真剣に遊んで、たくさんの人に楽しさを伝えたい」と結成。活動内容は、祭りなどのイベント企画、ウェブ制作、写真撮影、ライティング、フードコーディネイト、映像制作、デザイン全般など、調布市民ネットワークから生み出されること全般に取り組む。
今年、同市内のAED設置場所を調布市民がダンスを踊りながら紹介するムービー「調布AEDマッピングムービー」を手掛けた制作会社勤務の長尾純平さん、家族で自動車整備会社を経営しながら、地元イベントなどを手掛ける熊澤輝子さん、日本固有のハーブを使ったレシピ開発やワークショップ、カルチャースクール講師、ケータリングなどに携わるフードコーディネーターの土橋みゆきさん、広告・雑誌・ファッション・ウェブ等の撮影を中心に活動するフォトグラファーの古林洋平さんの4人が中心となり活動する。
活動開始は、7月に行われた同市内の天神通り商店街「七夕祭り」の企画運営。流しそうめんをメーンに、子ども向けゲームや大人向けにカクテルバーを用意した。8月には、笹塚の祭りにブースを出店し、石巻市の「牛たんつくね」や焼き鳥、熱かん、調布の姉妹都市でもある長野県木島平村の桃やプチトマト販売などを行った。
長尾さんは「調布の皆さんに調布企画組ならではのイベントを楽しんでいただきたい。2020年には東京オリンピックもあるので、調布を盛り上げる市民参加型イベントを企画していきたい」と意気込む。11月3日には布多天神社で、「五穀豊穣(ほうじょう)フェス いろどりマルシェ」を開催する。