調布市の西調布一番街(調布市上石原1)で12月18日、屋台イベント「いっぴんいち」が初開催される。
主催は「このまちで過ごすことが面白い」と思えるライフスタイルを提供するパッチワークス。デザインとコンテンツ制作を通じて「まちをリデザインする」ことを目的に、調布市民4人で創業。最近では調布のほか、朝霞、葛西、湘南などで野外での映画イベント「ねぶくろシネマ」を開いている。
同イベントは、既存の商店街の中に屋台を並べて「もう一つの商店街」を作る取り組みで、古くからの店が多い商店街に新しい人が出店することで活性化を促進するのが狙い。「街ぐるみでアートを育むまち」をコンセプトに活動する「西調布一番街つくるまちプロジェクト」による、クリスマスフェスタも同時開催する。
当日は、モバイル屋台とテーブル屋台計10店ほどが出店。出店者は、自信のある品を1種類に決めて販売するのがルール。「子ども用かぼちゃパンツ屋」「日本茶屋」「オリジナル絵本屋」「ハンドクリーム屋」、グリーンの中に明かりが仕込まれている「照明屋」、「コーヒー屋」「パン屋」などが出店を予定。子どもが店主となり、自分が描いた絵など売りたいものを売る「子ども屋台」も出店する。
主催者の唐品知浩さんは「周辺住人が利用しなくなり衰退している商店街を、もう一度盛り上げたいと企画した。かつての商店街は『○○屋』という専門店の集まりだった。原点回帰して、一つのものに絞って販売することで買い手も分かりやすいし、良いものにはたくさんの人が集まるはず。出店者も、来場者も、ここにこんな商店街があるということを知ってもらえれば」と話す。
開催時間は10時~16時。小雨決行。中止の場合はフェイスブックで告知する。