西調布に新築シェアハウス 楽器演奏やカラオケ対応の防音室も

メイン棟のコミュニケーションスペース

メイン棟のコミュニケーションスペース

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 調布の西調布駅近くのコミュニティービレッジ「Tigri(チグリ)調布」(調布市上石原2、TEL 03-5433-0011)が1月、入居募集を始めた。

ウッドデッキのオープンテラス

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 シェアハウスとアパートを融合させた「コミュニティービレッジ」。企画運営を手掛ける「ゼスト」(世田谷区代沢)が展開する「Tigri調布」は、大規模でにぎやかな住居は苦手だがシェアハウスに住みたいという人のニーズに応えるため、同じ敷地内にメイン棟シェアハウス「Acqua」12部屋、女性専用棟シェアハウス「Rosso」12部屋、プライバシーを重視したアパートメント棟「Oliva」6部屋を独立させ、「そこそこの距離感を保つコミュニティービレッジ」とのコンセプトに従い開設した。

 メイン棟にあるコミュニケーションスペースには、もう一つのコンセプトである「音楽好きのためのシェアハウス」として楽器演奏やカラオケができる防音室2部屋を設置する。キッチンと大型テレビを備えたコミュニケーションルームやウッドデッキのオープンテラスを備え、仕事での疲れをゆったり癒やしたり、音楽好きの仲間と集ったりできる場となっている。

 インテリアコーディネーターの大家が全ての部屋に異なる壁紙を使うほか、床に無垢(むく)材を使い、ぬくもりを感じさせる内装に仕上げた。セキュリティーも重視し、高性能監視カメラによる遠隔操作で24時間対応し、スマートフォン対応のオートロック機能付インターホンシステムも備える。

 同社社長の市川均さんによると、シェアハウスは住居費の節約志向や自治体の空き家対策を背景に、近年急激に需要が拡大しているという。「シェアすることが付加価値と捉えられてきた半面、魅力に乏しければ満室にならない」とも。

「当社はシェアハウスの運営を始めて7年。中古物件のリノベーションのみで新築物件は初めてだが、今までの運営ノウハウを活用し、十分な収納スペースも確保し共同生活する上でのルールを提示、イベントを企画するなど、随所によりよいコミュニティーとなる仕掛けを施している」と話す。

 広さは、シェアハウスが7.12~8.28平方メートル、アパートメントが13.73~19.63平方メートル、賃料は4万9,000円~5万8,000円。別途共益費は1万3,000円。

 市川さんは「頑張っている若い人たちの癒やしの空間になれたら。他人と住居をシェアするのは一生の中で限られた時期だけ。1人暮らしでは体験できない、人と人との触れ合いや生活を楽しんで、人生の経験の一つになれば」と話す。

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