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西調布駅北口ロータリー完成式典 住民陳情から15年、南側も10年以内に

西調布駅北口ロータリー完成式典、テープカットの様子

西調布駅北口ロータリー完成式典、テープカットの様子

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 調布の西調布駅北口と旧甲州街道までの主要市道16号線が整備・開通され、同駅北側ロータリーの完成を祝う式典が3月25日、行われた。

式典のパレード最後尾を歩く、西調布のキャラクター「にしやん」

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 同市では京王電鉄の線路地下化に伴い、各駅舎や周辺道路の整備が行われたが、西調布駅周辺は、核となる調布駅と味の素スタジアムのある飛田給駅の間にあるため、計画が遅れていた。2000年ごろから「西調布駅周辺整備街づくり協議会」が中心となって署名活動などを行い、地域住民の声を同市に陳情、要望し続けた結果、整備が実現する運びとなった。

 同駅前通りは、通学路でもあるが狭くて危険だったため、整備は長年の地域住民の願いだった。今回は駅北側の市道とロータリーが開通したが、駅南側の道路についても10年以内に優先・準優先道路として整備計画が着工される予定。旧甲州街道から西調布駅を通り、品川通りを渡って多摩川沿いの道路までつながる計画となっている。

 式典は、地域住民の喜びと全路線開通への期待を込めて企画され、同市・長友貴樹市長をはじめとする来賓者や関係者などが参列。住民らが見守る中、テープカットやパレードなどが行われた。式典の様子を見ていた40代の主婦は「狭く危険だった子どもの通学路が整備されてうれしい。駅前にはロータリーもでき、バスやタクシーが乗り入れるので便利になると思う」と話す。

 同協議会・事務局長の高橋一明さんは「西調布駅周辺の問題解決に向け活動してくれた地元や商店会の皆さまに感謝したい。今後予定されている駅南側から上石原3丁目への道路計画も、協議会の努力がなかったら実現しなかっただろう」と話す。

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