桜見頃・野川公園で日曜限定の小さなカフェが人気 公園とのつながり大切に

野川公園の桜を見ながらくつろげるカフェ「Oeuf(ウフ)」

野川公園の桜を見ながらくつろげるカフェ「Oeuf(ウフ)」

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 調布・野川公園(調布野水)近くのカフェ「Oeuf(ウフ)」(三鷹市大沢6、TEL 0422-30-5837)が現在、桜を見ながら飲食できると来園者の人気を集めている。

テーブルに並んだケーキや焼き菓子、インテリアには公園の桜の枝を

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 桜の名所でもある同公園のそばで日曜だけオープンする同カフェ。大きな看板はないが、地元客や公園客が途切れることなく訪れている。普段はデザインや陶芸の仕事をしている店主の竹内美咲さんは、公園の近くに住んでおり、小さいころから同園で遊んでいた。自身の暮らしに密着する公園で、散歩の途中にコーヒーを飲んで休息できる場所があったらいいとずっと考えていたという。2012年、菓子作りが好きでいつか自家製の菓子を出す店ができたらと考えていた母と一緒に、同カフェを開店した。

 「公園とつながり寄り添って営業したい」との考えから、景色に溶け込むナチュラルな雰囲気づくりを大切にしている同店。白い壁に囲まれ、吹き抜けからは自然光が降り注ぐアトリエを兼ねた店内は、花や草木を飾るほか、同園で剪定(せんてい)された桜の枝を使った自作のインテリアを置くなど、公園とつながるような空間づくりをしている。

 ドリンクメニューは、ハンドドリップコーヒー、紅茶(以上400円)、ジュース(300円)などを提供。コーヒー豆は季節によって種類を変え、日曜ごとに焙煎(ばいせん)したものを仕入れる。ケーキや菓子は全て、竹内さんの母親が当日に焼いたもので、バナナスコーン(250円)、季節のシフォンケーキ(250円~300円)、パウンドケーキ(300円~350円)などを用意。商品は全てテークアウトできる。

 同店にはテラス席もあるが、春は扉を開けて営業し、桜の木々を目の前にティータイムを過ごすことができる。ゴールデンウイークごろまでは来園客も多いが、都心の大きな公園と違い、同公園はにぎやか過ぎず、花見の時期も地元客が多いのが特徴。同店にはオープン当初からの常連客も多く、毎週欠かさずコーヒーを飲みに来る客もいるという。

 竹内さんは「野川公園は自然豊かな美しい公園。桜の季節はもちろん秋の夕暮れ時なども、また違った雰囲気が楽しめる。公園が四季折々演出をしてくれるので、散策の合間にウフに立ち寄っていただいて、自然を感じつつゆったりとしたティータイムを過ごしてもらえればうれしい」と話す。

 営業時間は11時~17時(日曜のみ)。夏季と冬季は休業。営業日はホームページで確認できる。

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