3月27日ごろからゆっくりと開花し始めた市内各所の桜が見頃を迎え、市民が心待ちにしていた花の季節がようやく訪れた。
2020年東京オリンピック・パラリンピック会場「武蔵野の森総合スポーツ施設」アリーナを背景に満開の桜
周辺に多くのスポーツ施設や公園があり、ジョギングコースとしても人気を集める「スタジアム通り」。味の素スタジアム脇を甲州街道から武蔵野の森公園まで結び、同通りに約300本ある桜並木は現在満開。同通りのスタジアム反対側には、2020年東京オリンピック・パラリンピック会場の一つとなる「武蔵野の森総合スポーツ施設」のアリーナが、今秋の完成に向け建設中で、行き交う人々が桜とともに見上げている。
4月7日に入学式が行われる調布中学校では、正門から続くピンク色に染まった桜並木のトンネルが、新たなスタートに華を添え、来校者の目を楽しませそうだ。
例年、開花がやや遅い多摩川周辺の桜もほぼ満開を迎えている。京王多摩川駅から日活撮影所付近までの多摩川沿いに約1キロにわたる「桜堤通り」は、桜の名所で市民の花見・散歩コースとして定着。沿道の約140本のソメイヨシノが見頃になるこの時期は、染地周辺まで人通りが多くにぎわいをみせている。
週末に当たる8日と9日に、市内の花見はピークを迎えると予想される。