調布駅近くの調布銀座に卓球クラブ「MI(エムアイ)青春卓球CLUB」(調布市小島町1、TEL 042-426-7644)がオープンして4カ月が過ぎ、場内はラリーの音が響き、活気にあふれている。
伴コーチとレッスンをする利用客(手前)、奥は台貸しでプレイする客ら
卓球場で青春を過ごした代表の菅野正典さんが、「卓球の魅力を伝えられる場所を作りたい」とオープンした同クラブ。個人レッスンや卓球教室に加え、卓球場として台貸しもしており、誰でも気軽に卓球をすることができる。都内に50店舗ほどあるという卓球場だが、京王線沿線には調布と府中にあるのみだという。オープン以来、中心となるシニア層に小・中学生なども混じり連日にぎわっている。
天井が高く約50坪ある室内は、都内の卓球場としては広めで、動きを妨げないようゆとりを持って4台の卓球台を設置。冷暖房、シャワー、更衣室も完備し、ラケットは20本を用意する。シューズとラケットは無料で貸し出すため、「通勤前や仕事帰りなど手ぶらで立ち寄っていただける」と菅野さん。店名の「MI」は「みんなの居場所」を略し、全日本を目指す選手も初心者も、どんな人にも来てもらいたいとの思いを込める。
菅野さんと共に主任コーチとして指導する伴誠也さんは、元ジュニアナショナルチームに所属し、全日本クラブ選手権1部で2度優勝した経歴の持ち主。常勤コーチは2人で、初心者から競技選手まで、幅広く指導が可能。初心者をはじめ、ジュニア、一般などの各教室は、定員を少なくして参加者が球を打つ回数を増やし、細かく指導するよう工夫しているという。
市内在住の利用客は「オープン前は吉祥寺の卓球場まで通っていた。近いので通いやすく、週6回のペースで来ている。室内は広く明るいので練習環境が良く、コーチも親切にたくさん教えてくれ良いことずくめ。ネット予約ができるのも便利」と話す。
菅野さんは「調布は、明治大学卓球部だったオリンピックメダリスト・水谷準選手や調布出身の宇田幸矢選手など、現在卓球界で活躍する選手らがゆかりある街。縁があって調布にクラブをオープンできうれしい。台貸しから本格的な練習まで対応しているので、どなたでも気軽に来てもらいたい。卓球で汗をかいて楽しんだ後は、調布銀座のお店でおいしいご飯を食べてもらえれば」と話す。
営業時間は9時~21時30分。入会金、年会費は無料。利用料金は、伴コーチによる個人レッスン(60分5,000円)、練習パートナー(60分2,000円)、マシン練習(60分1,500円)。教室は、初心者教室(120分)=1,700円、ジュニア教室(100分)=1,800円、一般教室(90分+30分台貸し)=1,800円など。台貸しは、平日=1,000円(60分・1台)、土曜・日曜・祝日=1,500円(同)。料金は全て税込み。無料のちびっこ教室や子ども教室も。このほか各種教室の詳細はホームページで確認できる。