東日本大震災から7年を迎える3月11日、調布駅前広場で「東日本大震災慰霊祭~あの日を忘れない。~」が市民による実行委員会主催で開催される。
いまだ7万3千人以上が全国1000以上の市区町村に避難をしている中、「何ができるのかを考え、復興への歩みを止めることなく、これまで以上に共に進んでいく気持ちを高めること」を目的とした同慰霊祭。今年は「共にすすむ 2018」をテーマに、一人一人の支援の輪を復興支援活動で出会った人々と広げて、新しい出会いをつくり、東北の良いところ、知ってもらいたいこと、私たちにとって大切なことを調布の街で見つけていく事業として、献灯や物産販売のほか、調布青年会議所による防災展示などを行う。
当日は追悼の意を込めたLEDキャンドルによる献灯台を用意し、東日本大震災発生時間に調布市仏教会による読経とカトリック・サレジオ調布教会による聖歌合唱を行う。18時ごろから、過去6回の慰霊祭で市民がキャンドルに寄せたメッセージを会場内である同広場の工事現場壁面に投影するとともに、今年初の試みとして、テレビ電話で宮城県石巻市の市民との交流の時間も設ける予定。
実行委員長の永井宗明さんは「東北では復興への長い道のりが続いている中、東京では東日本大震災について日常的に振り返ることが少なくなっていると感じる。本事業が、今一度東日本大震災について考えるきっかけになるような、『活気のある心のこもった』慰霊祭にしていきたい」と話す。
開催時間は、献灯・慰霊祭=13時~18時、キャンドルの点灯は=18時~21時。