調布・仙川の老舗スーパー「丸正」が閉店 地域に密着、46年の歴史に幕

「丸正食品仙川店」店長の高井田俊彦さん(左)と30年以上日曜朝市の販売を担当した佐藤眞一さん(右) 目玉の日曜朝市にて

「丸正食品仙川店」店長の高井田俊彦さん(左)と30年以上日曜朝市の販売を担当した佐藤眞一さん(右) 目玉の日曜朝市にて

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 調布市仙川のスーパーマーケット「丸正食品仙川店」(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1415)が3月18日、46年の営業に幕を下ろし閉店する。

惜しまれつつ閉店する「丸正食品仙川店」

 仙川商店街の中央に位置する同店は1972(昭和47)年5月に開業。地域密着型スーパーとして、昨今開発が進み、住みやすい街として注目を集めている仙川の街の変遷を見守ってきたが、設備の老朽化により、店舗の契約満了に伴って閉店を決断した。

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 生鮮食料品の中でも特に青果物に強みを持つ同店。毎週の日曜朝市では新鮮で安価な野菜を店頭に並べ、威勢のいい声が飛び交う対面販売が目玉となり、朝9時の開店から途切れることなく多くの客が訪れ、売り切れないよう大量に仕入れた商品が次々補充される。朝市の販売を30年以上担当してきた佐藤眞一さんは「夢中で働いてきたら30年たっていた。顔なじみのお客さんもたくさんいて、日曜朝市は自分にとって第二の人生そのものだった。従業員の慰労旅行や野球なども楽しかった」と振り返る。

 店長の高井田俊彦さんが初めて同店に配属された約20年前は、まだ周辺に店舗も少なく、品出ししている端から商品が売れ、入店制限するほど混雑することもあったという。その頃から長年にわたり同店を利用している常連客も多く、閉店のお知らせを掲示して以来、連日惜しむ声が後を絶たない。

 高井田さんは「ご利用いただいていたお客さまに迷惑をお掛けして申し訳ない。機会があればまた、この街に戻ってきたい」と話す。

 営業時間は10時~21時(日曜は9時~)。営業は3月18日18時まで。