調布の旧甲州街道沿いに3月16日、和牛焼き肉「SHUN(シュン)」(調布市小島町1、TEL 042-426-7030)がオープンした。
三鷹で長年営業を続ける焼き肉店に生まれ育った店主の金村俊宏さん。実家や他の飲食店など焼き肉業界に長く従事し独立した。「調布は駅前開発が進みにぎやかさもあるが、緑も多く落ち着いた感じが気に入ったから」と、同地を選び自身の焼き肉店を開店した。旧道沿いの立地は、駅から遠くないが少し離れ落ち着いた雰囲気で、「最初の店は、都心よりも常連さんを大切にできる場所を探していた。自分で見渡せる、目の届く範囲の広さも気に入っている」と話す。
焼き肉は、テーブル上のガス火コンロで焼くスタイルで、「お客さまが自分で焼く時に、炭火よりも均一的においしく焼けるから」と金村さん。木目調で温かみのある店内は、通路を広く取って、テーブルや椅子も広めにし、ゆったりとくつろいだ雰囲気の中で焼き肉を楽しめるよう工夫。店舗面積は約15坪で、24席を用意する。
肉は黒毛和牛のロースや希少部位などを中心に、こだわりの赤身のおいしさを味わってもらいたいと取りそろえたメニュー。看板メニューの「すごい肉盛り」(2,980円)は、仕入れによって変わる、当日お薦めの部位5種を各2枚ずつ盛り合わせる。「和牛は赤身もサシが入っているので十分満足でき、油のうま味や部位によって異なるおいしさを味わえる」とも。
肉のメニューは、「和牛ロース」(980円)、「ミスジ(塩)」(1,680円)、「イチボ」(1,780円)、「リブ芯」(1,880円)、「和牛カルビ」(980円)、「ねぎタン塩」(1,380円)など。その他、各種ホルモン(680円~)や「自家製キムチ」(400円)、和牛そぼろが入った「混ぜナムル」(760円)、「クッパ」(780円)、「ビビンバ」(780円)などの韓国料理もラインアップする。
ドリンクメニューは、「スーパードライ(生)」(550円)、チューハイ各種(450円~)、梅酒(500円~)やグラスワインなど。マッコリは、「イドンマッコリ」(以上500円)、発酵炭酸で肉に合わせさっぱり飲めるという「チェジュマッコリ」(540円)を提供する(以上、価格は全て税別)。
金村さんは「地元のお客さまに和牛のおいしいお肉を提供していきたい。4月下旬には、コースメニュー(3,500円・5,000円)を開始。一つずつ丁寧にきちんと出せる範囲で、今後はメニューも増やしていきたい。地域の皆さんに愛され、末長く来ていただける焼き肉店になれれば」と話す。
営業時間は17時~24時。月曜定休。