調布・柴崎応援PVがネットでじわじわ人気に アイドル加藤育実さん、自虐的な歌詞も

カラオケバー「BORDERZ」の前で「SHIBASAKI」を歌う地下アイドル加藤育実さん

カラオケバー「BORDERZ」の前で「SHIBASAKI」を歌う地下アイドル加藤育実さん

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 地下アイドル加藤育実さんと柴崎駅商店街のコラボで生まれた曲「SHIBASAKI」が4月30日から柴崎のPR映像としてユーチューブで公開され、話題になっている。

加藤育実さんと柴崎を盛り上げるファン

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 映像に出演する加藤育実さんは、テレビ東京系列の番組「ゴットタン」で、バナナマンの日村勇紀さん扮(ふん)する「ヒム子」のバックダンサー「ヒム子ーズ」のメンバーとして注目を浴びた地下アイドル。愛称は「いくみん」で「神対応」と言われるほどの接客の良さで人気を集めている。

 同PVの制作にあたっては、柴崎にあるカラオケバー「BORDERZ」を営む佐保田豊太さんが、某ライブハウスで見た加藤さんのステージに感動し、柴崎のライブハウスに呼んでイベントを主催したことがきっかけ。加藤さんは呼ばれたイベントに合わせてオリジナルソングを用意することで有名で、柴崎をテーマとした同曲を披露した。佐保田さんは柴崎のPRにつなげたいという思いで、地元の商店主の協力を仰いで体制を組み、加藤さんの映像制作のサポート。同PV制作が実現した。 

佐保田さんが商店街に声を掛けながら同企画を進めるうちに、少しずつ賛同者が増え、最終的には柴崎駅商店街が一体となって同企画を応援するほどに。地元の商店主の中でも「いくみん」の名前が広まった。

 歌詞と曲は加藤さんのオリジナルで、個人店が多い柴崎駅周辺の魅力を取り上げる。歌詞の内容に「何屋か分からないお店があること」や「何のために使うか分からない白い垂れ幕が駅に設置されていること」など、柴崎周辺の「意味不明な場所」についても触れるが、その自虐的な歌詞が柴崎のローカルな温かみを伝える要素になっているとファンの間で話題だ。

 佐保田さんは「柴崎は大手チェーンがなく、個人店が頑張っている街。最近は新しいおしゃれな店も増えて来た一方で、昔から続くジャズレストランにはジャズ好きが集まっているし、ライブハウスには地下アイドルが来るなど、玄人好みのコアな魅力も多い。新旧が混在する『今の柴崎の魅力』を発信したかった。映像では柴崎の街の色々な場所がピックアップされているのでその点にもぜひ注目してほしい」と話す。

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