「調布国際音楽祭」今年も オペラ初登場、芥川賞作家招き小説とのコラボ企画も

昨年の「調布国際音楽祭」フェスティバルオーケストラ

昨年の「調布国際音楽祭」フェスティバルオーケストラ

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 調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)や調布市グリーンホール(同)などで6月24日~7月1日、「調布国際音楽祭2018」が開催される。

昨年の「調布国際音楽祭」栗コーダーカルテット

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 同音楽祭は、調布市文化・コミュニティ振興財団と調布市が主催し、2013年に音楽家の鈴木優人さんをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え、「調布から音楽を発信する」音楽祭としてスタートした。昨年から、名称を「調布音楽祭」から「調布国際音楽祭」に改めると同時に、世界的なデザイナーの平野敬子さんが「音楽を媒介として人が集うところに和が生まれる」というイメージを元にしたエンブレムを寄贈。「バッハの演奏」「アートとの連携」「次世代への継承」という3つのテーマで、世界に開かれた音楽祭として年々成長を遂げている。

 今年は、同音楽祭では初となるオペラが登場。バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)によるモーツァルトの「劇場支配人」と「バスティアンとバスティエンヌ」の2本立ての演目が上演される。メインプログラムは、優れた若手演奏家を集め、設立3回目にして同音楽祭の柱となった「フェスティバル・オーケストラ」、芥川賞作家・平野啓一郎さんをゲストに招いて小説「マチネの終わりに」の世界観を再現する「福田進一&大萩康司 ギターデュオ・リサイタル」、世界で活躍するソプラノ歌手の日本初リサイタルとなる「ジョアン・ラン ソプラノ・リサイタル」のほか、アンサンブル・ジェネシスの古楽演奏による「ヴェルサイユの光と影 フランス音楽の今昔」「Guardian Angel守護天使 レイチェル・ポッジャー ヴァイオリン・リサイタル」、深大寺で上演される「寺神戸亮 トリオ」。

 例年充実したプログラムで子どもたちを楽しませているキッズ公演には、恒例の「たたいてあそぼう2018」やNHK Eテレの子ども向け番組「ピタゴラスイッチ」のテーマ曲を演奏する「栗コーダーカルテット」をはじめ、BCJメンバーによる「家族で歌おう日本の歌」、「ねんドル 岡田ひとみのミニチュア楽器をつくろう!」を上演。そのほか、オーディションで選ばれた市民音楽家たちによる「オープンステージ」と「ウェルカムコンサート」、桐朋学園大学の在学生と卒業生が次々に出演する「ミュージックカフェ」といった無料公演も行われる。

 公演スケジュールとチケット料金は、ホームページで確認できる。

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