調布市布田駅すぐに6月14日、パンケーキ専門店「バター&ミルク」(調布市国領町5、TEL 042-426-7344)がオープンした。
かつてダイニングバーを経営していた店主の菅忠弘さんは、専門料理の飲食店を開くのが長年の夢で、2年ほどかけてさまざまな料理を検討し、パンケーキにたどり着いた。住んでいたアメリカでは、日常的に家庭でお菓子作りをしていてパンケーキにもなじみがあったが、日本で食べ歩き、研究・試作を重ねるうちにパンケーキの奥深さにのめり込み、1年間かけて満足いくパンケーキに仕上げ、地元である市内に同店をオープンした。
パンケーキにはベーキングパウダーを使用せず、メレンゲとバターミルクで生地をふっくら柔らかく仕上げ、パンケーキと合わせる生クリームなどの乳製品も厳選したものを使用。店名の由来でもあるバターミルクは、クリームからバターを作る際に取れる乳製品で、欧米では家庭の菓子作りにも使われる一般的な食材。日本では生産者が少なく希少だが、「風味を格段に良くするため満足いくパンケーキには必須」と菅さん。
広さ約10坪の店内には12席を用意し、清潔感があるナチュラルでシンプルな内装に仕上げた。パンケーキは、「キャラメル・バナナ」(1,280円)、「ダブルチョコ」(1,380円)、「ベリーベリー」(1,480円)、「抹茶・つぶあん」(1,380円)の4種類で、今後季節限定メニューなども用意する予定。ドリンクは「珈琲」「紅茶」「オレンジジュース」(以上490円)、「コーラ」「カルピス」(以上390円)などを用意する。
菅さんは「メレンゲを加えてふっくらさせたふわふわ食感のパンケーキは、日本独自に進化した食文化の一つだと思う。パンケーキマニアだけでなく、日本独自のこの食文化を体験したことのない方にもぜひ食べていただきたい。末永く愛される店になれば」と話す。
営業時間は10時~18時。水曜定休。