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調布に新聞紙で造る動物アート展 「命の大切さ」伝えたい、参加型の公開制作も

国際紙パルプ商事株式会社 TSUNAGUギャラリー

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 調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)1階展示室で7月7日から、「動物たちのうたた寝 水辺の淵で夢を見る 新聞紙のこよりによる動物アート 一ツ山チエ展」が開催される。

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 調布市文化・コミュニティ振興財団が主催し、新聞紙を細く裂いて寄り合わせたこよりや紙ひもを幾重にも重ね、ほぼ等身大の動物を制作している造形作家・一ツ山チエさんの作品を展示する。

 一ツ山さんは、「紙の町」として栄えた静岡県富士市に生まれ、子どもの頃、山積みになった紙の廃材で遊んでいたことに制作のルーツを持つ。密猟者により傷つけられた動物の現状を知ったことをきっかけに、過酷な自然を懸命に生きる動物たちの「命そのもの」を表現するためリアルで写実的な作品づくりを追求。同展では、野生に暮らす動物たちが水辺で過ごすワンシーンをテーマに、大きなカバなどの立体作品を展示する。

 開催期間中毎日、公開制作「なんの動物ができあがるかな?」を実施。一ツ山さんとHITOTSUYAMA.STUDIOのメンバーが作品を制作する過程を間近で見ることができるほか、その場で新聞紙を使った簡単な作品制作に参加できる。参加無料。申し込み不要。

 一ツ山さんは「動物たちには、自然の中で生き残るためのそれぞれの形や習性があり楽しく暮らせるように工夫されているように見える。動物の気持ちになって考えたり動物の生き方に影響されたりしながら制作している。作品を通して自然や命というものを素直に考える小さなきっかけとなったら」とコメントする。

 開催時間は10~18時。入場無料。7月23日・24日休館。8月26日まで。

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