調布市つつじヶ丘駅前通りにビストロ風酒場「喋食飲Hibiki(しゃべくりんひびき)」(調布市西つつじヶ丘3、TEL 070-4195-1810)がオープンして1カ月がたった。
同店が入る雑居ビル地下1階のスナック街は、40年以上営業を続けている店があるなど、昭和の風情が色濃く残る。テレビ番組のナレーターや役者としても活躍している店主の響大祐さんは、同スナック街に客として通っている中で、カフェバーが退去すると聞き、主催するナレーションの技術習得のワークショップなどでも振る舞っている得意料理と好きな酒を提供する店を出したいと6月6日に同店をオープンした。
店舗面積は約3坪で、内装は旧店舗をベースに、インテリアを学んだ響さん自らが壁やカウンターを改修して9席を用意し、カラオケを新設した。カフェバーやスナックの雰囲気のまま、おつまみだけでなく食事としての料理も提供することから、店名に「小レストラン」「居酒屋」を意味する「ビストロ」を付け、バーとレストランが融合する店を目指す。
料理は季節の野菜を使った「D特製キッシュ」(600円)、自家製スモークチーズが入った「バゲット&チーズ」(600円)、「ちょこっとステーキ」(700円)などの洋食や、日替わり数種類が入った「お通し小鉢セット」(1,000円)、「浅漬け」(300円)、「そば」(650円)などの和食も用意。食事の量や食材の好き嫌いなど、できる限り客の要望を聞きながら提供する。飲み物は「ビール」(800円)、「焼酎」(650円)、「ハウスワイン」(500円)などのほか、「バランタイン」(4,500円)、「レミーマルタン」(1万2,000円)など、ウイスキーやブランデーの各種ボトルキープも用意している。
響さんは「オープン1カ月はあっという間で、新しいお客さんが、またお客さんを呼んでくれて、とてもうれしい。地元の方も地元でない方も、外国の方も日本の方も、老若男女が融合する新しい風となって、『プライスレス』なひとときを過ごしていただけたら」と話す。
営業時間は20時~翌5時(土曜・日曜・祝日は17時~)。