調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1)で8月10日から3日間、演劇ユニット「カスタムプロジェクト」が「第5回公演『疑惑の教室にて』」を上演する。
劇団という形は取らず作品ごとに役者を集めて公演を行う同ユニットは、「演劇とはサービス業である」を理念に活動し、今年10周年を迎える。2016年の第3回公演「吹雪の山荘にて」、2017年第4回公演「因習の村にて」で観客参加型の推理劇を企画し、好評を得たことから、今回の公演でも同企画を盛り込んだ。
入り口も窓も封鎖された廃校の一室。知らぬ間に集められた「僕たち」は、誰か1人を殺害しに毎晩やって来る「番長」の正体を推理し、脱出を試みるデス・ゲーム風の今作品。役者が事件のあらましを演じる「出題パート」と出題パートで出たヒントと捜査資料を基に観客が推理し、解答用紙に記入・提出する「推理パート」、事件の全貌を役者が演じ解決する「解決パート」の3パートに分け公演し、犯人とその根拠を完全解答した観客の発表も行う。前作の完全正答率は3.2%だった。
同ユニットの脚本・演出を担当する東幸希さんは「あっと驚くトリックがあるのでぜひ劇場に確かめに来てほしい」と話す。
開演時間は、8月10日・11日=13時30分、18時30分、12日=13時、17時30分の各日2公演。チケット料金は、前売り=3,500円、当日=4,000円。