調布市国領に8月17日、テークアウト専門の台湾カフェ「宝珠庵」(調布市八雲台1)がオープンした。
国領駅から徒歩10分、かつては商店街で今は準住宅地の通り沿いに立地する一軒家の同店。この家で生まれ育った宍戸優さんが、使われていなかった倉庫部分を改装し、市内ではあまり見かけない豆花(とうふぁ)やタピオカドリンクを提供するテークアウト専門の台湾カフェをオープンした。店のインテリアやロゴマークなどは、イラストレーターでもある宍戸さんが手作りしている。
豆花は、豆乳をにがりやゼラチンなどで固めたベースに、小豆、フルーツ、シロップなどをトッピングして食べる台湾でポピュラーなスイーツだが、製法は店や個人によってまちまちで、「一生分の大豆イソフラボンを摂取した」というほどの試作を重ね、独自のレシピを開発。さまざまな年代に受け入れてもらえるよう、なめらかな口当たりにこだわったベースと果実をたっぷり使ったトッピングを用意した。タピオカドリンクも一般的な味に加え、他店ではあまり見かけない味を試行錯誤しながら開発し、SNS限定裏メニューなども用意している。
メニューは、タピオカ・白玉・あずき入りの豆花「壱號(いちごう)」(600円)、グラノーラ・練乳・ごろごろいちごソースまたはマンゴー入りの豆花「弐號(にごう)」(700円)、マンゴー・いちごソース・練乳入りの「果実豆花ミックス」(800円)、「宝珠茶(タピオカミルクティ)」(500円)、「タピオカチョコミント」(600円)などのほか、ギョーザウインナー・チーズ・コーンをねぎ餅で巻いた「宝珠巻」(550円)、「チーズ肉まん」(450円)などのフードや「台湾ビールマンゴー」(500円)なども用意する。
宍戸さんは「将来的には、祖父母が経営していた隣の酒屋の軒先にテラス席も用意したい。小さいお子さんからお年寄りまで食べられるものを用意しているので、地元の皆さまに使い勝手のよい店、お母さんたちには日常のちょっとしたご褒美として利用していただけたら」と話す。
営業時間は11時~21時。