水生植物園内の深大寺城跡(調布市深大寺元町2)で白いソバの花が見ごろを迎え、武蔵野の風情を残す風景として写真愛好家や市民の目を楽しませている。
深大寺かいわいは江戸時代から「深大寺そば」が有名で、現在も20軒以上のそば店が営業している。同園のソバ畑は約500平方メートル、神代植物公園・深大寺そば組合・深大寺小学校が共同で管理し栽培を行っている。
今年は8月20日に同校児童が種をまき、9月中旬から白い花が咲き始めた。散歩中の主婦は「間近で見ると小さな花びらがかれんでかわいい。風が吹くとそよそよと揺れる風景も趣がある」と眺めていた。収穫は11月を予定。