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府中・大國魂神社で「酉の市」 関東三大酉の市 今年は三の酉まで

参道で「縁起熊手」を売る露店。威勢のいいかけ声が飛び交う

参道で「縁起熊手」を売る露店。威勢のいいかけ声が飛び交う

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 11月の風物詩として親しまれる「酉(とり)の市」が11月1日、府中の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、府中市宮町3、TEL 042-362-2130)で行われる。

大國魂神社境内にある「大鷲神社」。酉の市で開運招福・商売繁盛の熊手を頒布する

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 酉の市は、同神社の末社で境内にある大鷲(おおとり)神社の祭礼。毎年11月の酉の日に行われ、初酉を一の酉、次を二の酉(11月13日)といい、今年は三の酉(11月25日)まである。各日6時に開門し、開運招福・商売繁盛の熊手を頒布する(閉門は24時)。初穂料は、かんざし守り=500円、熊手=1,000円、熊手(大)=3,000円。

 大鷲神社は大鷲大神(おおとりのおおかみ)を祭神とし、御本社は大阪の大鳥神社(堺市)でその御分霊を祭祀(さいし)している。文久3(1863)年に府中新宿町に祭祀された大鷲神社を明治43(1910)年町内有志者により当社境内の住吉神社に合祀(ごうし)し現在に至る。かつては武運長久の神として武士の間で信仰されたが、やがて庶民の間で開運の神・商売繁盛の神として信仰を集めるようになった。

 酉の市は江戸時代から商人や水商売の人々に人気のある祭だったが、農具や農作物も 売り出されたことから豊作祈願をする農民にも人気が広まった。同社の酉の市は、浅草の鷲神社(台東区)・花園神社(新宿区)とともに「関東三大酉の市」と呼ばれ、開運招福と商売繁盛を願う参拝者でにぎわう。参道にはおかめや招福の縁起物で飾った「縁起熊手」を売る露店が出店する(露店は9時ころ~24時)。

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