梅の花が見頃を迎える都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で2月5日、コンサートやガイドツアーを行う「梅まつり」が始まった。
同公園の「うめ園」は古くから伝わる品種を中心に約70種180本を栽培している。現在は早咲きの「冬至」や「八重寒紅」、「白難波」「雲の曙」「森の関」などが咲き、「緋の司」も少しずつ花開しているという。
これらの梅の花や園内の見どころを案内する「ガイドボランティアによるうめ園ガイドツアー」を21日・22日・23日に行う(10時30分~、13時30分~)。
11日は植物会館前広場で、箏とフルートによる「うめコンサート」を開催する(11時~、13時30分~)。同市にキャンパスのある桐朋学園芸術短期大学に在籍する木ノ瀬佳子さん(フルート)と有馬美梨さん(箏)と金子昇馬さん(同)が梅をイメージした曲のアンサンブルを披露する。期間中、うめ園周辺では温かい飲み物やお土産を販売する「梅見茶屋」を臨時出店する(16時まで)。
担当者は「梅の花を見たり梅にちなんだ曲を聞いたりして、艶やかな風情を味わっていただければ」と話す。
2月13日~3月3日は特別企画展「世界の中の日本の園芸」も開催する。同園では梅やツバキなど江戸園芸品種を数多く保有し、保存栽培に力を注いでいる。世界の園芸の起源や歴史を年表や解説パネルを展示し、日本の園芸の特異性や特徴について紹介する。
開催時間は9時30分~17時(最終入園は16時)。月曜(祝日の場合は翌日)休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。3月3日まで(ガイドツアー・コンサート・梅見茶屋は荒天中止)。