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調布・つつじヶ丘の居酒屋で「ヤクシカ」料理 屋久島産の野生鹿肉、連日好評

居酒屋「やまだや」の「ヤクシカのロースト」

居酒屋「やまだや」の「ヤクシカのロースト」

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 調布市つつじヶ丘駅近くの居酒屋「やまだや」(調布市東つつじヶ丘1、TEL 03-3309-4176)が現在、鹿児島県屋久島の野生鹿「ヤクシカ」を使った料理を提供し、連日好評を得ている。

居酒屋「やまだや」店主の山田克彦さん 黄色いタペストリーがヤクニク正規取扱店の証

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 店主・山田克彦さんの父が1969(昭和44)年に大手チェーンの居酒屋を創業し、現在の場所に移転後、2006年に現屋号に改め、今年で居酒屋を始めて通算50周年となる同店。幼少期からこの地域で育った山田さん夫妻が、ジャンルを問わない豊富なメニューを手頃な価格で提供することをモットーに営業を続けている。

 学生の頃、旅行で訪れたことをきっかけに屋久島に魅了され、今までに20回以上訪問しているという山田さんが、大好きな屋久島や近隣のメニューも取り入れたいと、居酒屋の定番メニューに加え、屋久島で水揚げされた飛魚のすり身を使った「屋久島揚」(450円)、奄美大島の郷土料理「鶏飯(けいはん)」(600円)、屋久島の焼酎「三岳」、「屋久島たんかん梅酒」(以上480円)、水割り用の「屋久島縄文水」(260円)などを用意。2月から新たに屋久島の野生鹿肉を使った「ヤクシカのロースト」(750円)の提供を開始した。

 屋久島の森には人と同じくらいの数の猿と鹿が住むと言われ、時には鹿の肉を人が生きる糧として食べながら共生してきたが、近年は農作物や希少植物に被害を及ぼす害獣として捕獲・駆除の対象になった。島内には解体処理施設がなく多くは廃棄していたが、島の恵みとしてヤクシカのおいしさを島内外に伝え、島の新しい食材として普及させようと2014年にヤクシカ専門の解体精肉所「ヤクニク屋」がオープンし販売を開始。ヤクシカは小型で捕獲難易度も高いため希少で、他の鹿肉に比べて価格が高く、料理を提供しているのは島内を中心に数十軒、都内では同店を含め現在4店舗のみ。同店ではもも肉をオリジナルレシピで提供する。

 そのほか、「本日の刺し身」(500円~)、「串焼き盛り合わせ」(700円)、「ナンピザ」(680円)、各種鍋(450円~)などのメニューを用意。飲み物は、「生ビール」(中=480円)、「ホッピーセット」(540円)、各種サワー(380円~)などのほか、焼酎や日本酒は豊富な種類を取りそろえる。

 山田さんは「自然豊かな森で育ったヤクシカの肉は臭みや癖が全くなく、高タンパク、低カロリーで牛肉よりも鉄分が多い。提供開始以来、毎日注文があり特に女性に好評。テーブル席とカウンター席を用意していて、一人で来店されるお客さまも多い。気軽に立ち寄り、ゆっくりと過ごしていただけたら」と話す。

 営業時間は17時~23時30分。日曜定休。

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