魚料理を中心とした小料理屋「サカナヤアップ」(調布市仙川町1、TEL 03-6321-6313)が4月17日、調布市仙川駅近くにオープンした。
店主の上野哲男さんは学生時代に飲食店で働いたことをきっかけに、客の反応を感じながらサービスを提供する飲食業に面白みを感じ、中でも魚料理を極めたいと、大学卒業後に魚料理の店などで10年以上修業。丁寧に血抜きし下ごしらえすることで鮮魚をおいしくできることを知り、さまざまな鮮魚をよりおいしく味わってもらえるよう日々研究を重ね、手の込んだ料理ではなく、刺し身や焼き魚を中心としたシンプルな料理を提供する店として同店をオープンした。
看板の鮮魚は今までの経験の中で信頼関係を築いてきた鹿児島、宮崎、金沢などの鮮魚店から、厳選した魚をよい状態に保つために丁寧に血抜きし弱真空状態で直送してもらうほか、自ら漁に出ることもある前勤務先に同行させてもらい、日によっては早朝、相模湾で自ら捕った魚なども提供する。
店舗面積は約14坪で、1階にカウンター6席、2階にテーブル12席を用意。若い客にも親しみやすいよう、和と洋を融合した外観に仕上げ、客とコミュニケーションを取りながらサービスできるよう、調理場とフラットなカウンターを設置し、知人の家に訪れたようにゆっくりできる店を目指す。
メニューは、看板の「刺し身盛り合せ」(1人前=880円)、炭火で焼き上げる「のどぐろ塩焼」(3,280円)、「石鯛(たい)カブト煮」(780円)、「自家製からすみ」(1,280円)、「目光唐揚」(780円)などその日の仕入れによって用意。飲み物は、「生ビール」(500円)、各種焼酎(580円)、各種サワー(380円~)などのほか、10種類以上の日本酒(580円~)を用意する(価格は全て税別)。
上野さんは「お子さんから大人まで、お魚を食べていただきたい。ここに来ればいつでもおいしい魚が食べられると、お客さまに信頼していただける店にできたら」と話す。
営業時間は17時30分~23時。日曜定休。