調布に本社製造部を持つ乳母車の製造・販売会社「東京乳母車」(調布市佐須町4、TEL 042-499-2071)が6月9日、「ふしぎの国のアリス」をテーマに「ディズニーデザイン乳母車」の第2弾を発売する。
乃木坂店店長の横田晶子さん(右)と同社のWebやチラシ作りなどを担当する長男の文平さん(左)
同社は、横田健文さんが26年前、妻の晶子さんの希望で3人の子どもを乳母車で育てた経験をもとに、より使い心地がよく、快適な乳母車を作ろうと一念発起。改良を重ね、着想から4年がかりでバスケットと台車が着脱可能な新しい乳母車「プスプス」を開発、同社を設立した。
「プスプス」は車に乗せられ、改札や電車のドアが通過できる大きさで、ブレーキ操作はワンタッチでできる。バスケットのトウは本場インドネシアで現地の職人が制作。台車とバスケットのつなぎ目は、英トラベルケース会社「グローブ・トロッター」の錠前を製作する工場の特注品を使用する。
一昨年、「プスプス」をベビー・子ども用品の展示会に出展したところ、ウォルト・ディズニー・ジャパンの目にとまり、ディズニーデザイン乳母車として契約に至った。昨年、「ミッキーマウス」をあしらい黒色を基調とした第1弾を発売。第2弾は「ふしぎの国のアリス」をテーマとして製作。「アリスの世界のメルヘンを大事にしながらもかわいくなりすぎず、レトロな雰囲気と高級感がある」コンセプトで、真っ白な台車にパステルカラーのほろ、アリスを連想させるリボン、レトロな色合いのオリジナルクッションで「上品でかわいらしいイメージ」に仕上げた。価格は第1弾・第2弾共に17万5,000円(税別)。
現在、乃木坂店の店長を務める晶子さんは「『プスプス』は見た目にインパクトがあり、お客さまは外出先でよく声を掛けられると言われる。赤ちゃんにとっては、毎日がアリスのような驚きと冒険に満ちた世界。声を掛けられたお母さんの楽しい様子を、赤ちゃんも共有している。情熱を持って開発と製品化を進めてきた乳母車なので、単に乗り物としてではなく、育児時間を親子で楽しく豊かな過ごすものとして使っていただけたら」と話す。
乃木坂店の営業時間は11時~17時(事前連絡で時間外対応可能)。月曜・火曜定休。