調布ゆかりの雑貨や菓子などを扱う店「和門wamon(わもん)」(調布市国領町5、TEL 042-444-1803)が布田駅近くにオープンして1カ月がたった。
「和門 wamon」オーナーの檀上四門さん(左)と妻で店長の檀上和香子さん(右)
アパレルメーカーや雑貨・キャラクター企業での就業経験を持つ檀上四門さんは、市内の起業塾への参加をきっかけに調布の街に魅せられ、調布をPRする商品の開発などに携わってきた。今年のラグビーワールドカップでもボランティア活動に携わり調布の魅力をさらに実感。より一層調布を盛り上げたいと調布にゆかりのある雑貨や菓子を中心とした店をオープンした。
「調布」という名は、税が租庸調であった時代に調として布を納めていたことに由来するといわれ、古刹(こさつ)深大寺もあることから、「布の街」「和の街」としての調布を発信する拠点とすべく、市内在住のクリエーターが手掛ける「手拭い本舗」の手拭いや、ハンドメードの絞り染め作家ブランド「HOA」のバッグなど、調布にゆかりのある布製品や和小物などを取り扱う。
菓子などについても市内で育てる「みつばちプロジェクト」のはちみつや「斉藤農園」のジャムなどを取り扱う一方、香川県では慶事の際に利用されるという餅米を使った「おいり」、島根県の特別栽培米を使った「ポン菓子グラノーラ」、大阪「コンペイトウ王国」のコンペイトーなど、近隣では見掛けない厳選した菓子なども取り寄せ、伝統のある各地と調布、人と人をつなげることで、新たな文化の発信も目指す。店舗面積は約6坪。
檀上さんは「調布に引っ越してきて7年程度だが、この街がとても好きになった。地域に溶け込めるような流れをゆっくりと少しずつ作り、観光客や地域の方など、調布好きな人が集う店になれば」と話す。
営業時間は12時~17時。水曜・木曜定休。